就職か大学院進学どっちがいい?迷う方のためにメリット・デメリットを紹介

みなさんこんにちは。

この記事では、就職するか、大学院に進学するかのメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。

また、迷っている場合にすべきことも紹介します。

ぜひ進路選択の参考にしてください!

■本記事はこんな方におすすめ■
✔ 大学3、4年の進路に迷っている方
✔進路選択が近い方

大学院はどんなところ?

大学院は、大学の学部で学んだ事よりもさらに専門的なことを学び、研究するところです。

つまり、大学院は専門的な知識を身につけたい方や、さらに研究したいと思う方が進学します。

大学院には、修士課程と博士課程があります。大学院に進学したらまず修士課程が2年あります。そこから就職と博士課程の進学を選択します。博士課程は3年間となっています。

なので、最大で大学院は5年間あります。

学部卒で就職する場合

ここからは学部卒で就職する場合のメリット・デメリットを紹介します。

学部卒とは大学4年間で就職することです。

メリット

学部卒で就職するメリットは以下の2つです。

■学部卒で就職するメリット■
・大学院進学者より早く社会経験ができる
・経済的な負担がない

一番大きなメリットは、大学院進学者よりも数年早く社会人になり、経験を積むことが出来ることです。

この早く社会経験が出来ることは2つ目のメリットに繋がっています。

就職すれば、大学院の学費は必要なく、むしろ給料で貯金が増えていきます。

専門性を問わない職業に就きたいと考えている方は、早く実務経験を積むというのは大きなメリットだと思います。

デメリット

学部卒で就職するデメリットは以下の2つです。

■学部卒で就職するデメリット■
・専門性の高い職業は選択しにくい
・学校推薦をうけづらい

学部卒で就職する場合の主なデメリットは、職業選択の幅が大学院卒よりも狭いことです。研究職のような専門的な知識を必要としている職業では、応募要件が大学院修了になっているものもあります。

就職したい企業や職業が決まっている方は、1度応募要件を確認することをおすすめします。

また、大学院卒と比べて学校推薦を貰いにくい可能性があります。

そのため推薦枠を貰って就職したいと考えている方にはデメリットになります。

大学院に進学する場合

次に大学院に進学する場合のメリット・デメリットを紹介します。

ここでの大学院は、修士、博士を問いません。

メリット

大学院に進学するメリットは以下の4つです。

■大学院に進学するメリット■
・専門的な知識が必要な職業に就きやすくなる
・長い期間研究をすることができる
・学部卒よりも初任給が高い
・就活のガクチカが増える

大学院に進学する最大のメリットは専門性の高い職業に就くことが出来ることです。

これは特に理系の方に言えることです。
就職のデメリットのときにもありましたが、研究職では大学院卒が応募要件の場合があるからです。

また、学部の時よりも長い期間研究をすることができることもメリットです。
基本的に研究室に配属されるのは大学4年なので学部卒の場合1年しか研究期間がありません。しかし、大学院ですと最低2年はあるのでもっと研究したいと思う方には大学院の進学をおすすめします。

就職関連でのメリットはまず初任給が学部卒よりも高いことです。
企業の募集ページにそれぞれの給料が書かれているので、気になる方は確認しましょう。しかし、職種によっては学部卒との生涯賃金の差がほとんどない場合もあるので注意が必要です。

また、就活の面接でガクチカを話すときに、大学院での研究活動を話すことができることもメリットになるかもしれません。

デメリット

大学院に進学するデメリットは以下の3つです

■大学院に進学するデメリット■
・年齢の同じ人よりも遅れて社会人になる
・学費がかかる
・院試の勉強が必要

学部卒で就職するメリットでもありましたが、大学院に進学してから就職する場合、年齢が同じ人と比べて最低でも2年社会人になるのが遅れます。なので、入社しても同い年の人が2年先輩になっていることあります。
気にならない方にはデメリットにはなりません。

当然ですが、大学院に進学すると学費がかかります。
修士の場合、国公立では約135万円で、博士の場合はさらにかかります。
金銭的問題は必ず注意しましょう。

そして大学院に進学する場合、院試を受ける必要があります。
つまり大学院に行けない可能性があるということです。
推薦枠もありますのでそれを狙うのもありですが、院試があるということを気をつけましょう。

理系と文系の違い

ここまで、学部卒で就職する場合と大学院進学のメリット・デメリットを紹介しましたが、理系と文系で進路選択に違いはあるのでしょうか?

結論から言うとあります!

理系と文系では、理系の方が大学院の進学率が高いです。

その理由は、就職における大学院進学の影響の差です。

理系は大学院に行くことで専門的な知識を得ることで就職に有利になることや、研究職の選択肢を得ることができます。

逆に文系は、理系よりは大学院への進学が就職に与える影響はそこまで大きくないです。文系の方で一般企業への就職が希望であれば、大学院への進学は必要ないかもしれません。

決められない場合はどうする?

この記事を見ている方はおそらく就職か進学か迷っているのではないでしょうか?

私も大学3年になってもどっちにするか迷っていました。

そういった方はぜひ、就活と進学の準備を同時に進めることをおすすめします!

その理由は2つあります。

1つ目は、選択しなければいけないときにどちらでも選択できることです。私も3年で就活を軽く進めていましたが、やってよかったと思います。

2つ目は、就活することで考えが決まる可能性があることです。業界や企業を知っていくことで、自分は大学院に行く必要があるのかを違った視点で考えることができます。

以上の理由から就活と進学を迷っている方は、どちらの準備も進めておくことをおすすめします。

まとめ

この記事では、就職か大学院進学どちらが良いかをメリット・デメリットを含めて説明しました。

簡潔にまとめると、やりたいことによって決めるのが一番良いです!

専門的な知識を使った職業に就きたいならば大学院に進学すべきですが、そこまで必要ないかたは、大学院に行かなくても十分だと思います。

進路選択の助けになったら嬉しいです。

閲覧ありがとうございました。